頑張れば必ず自分を
高めていける

母が英語の教員だったこともあり、小学生のころから英語に親しんで育ちました。将来は母と同じ道を志す中で、慶應義塾大学文学部の英米文学専攻を志望したのは、ほかの大学と比べる中で一番、多様性を感じたからです。

文学部では入学後にさまざまな学びができるので、英米文学だけではなく、自分は意外と社会学や政治学、心理学などにも興味があるんだな、と新しい発見がありました。そのうえで、やっぱり自分が追求したいのは英米文学だと確信を持てたのは、とても良かったと思います。

英米文学専攻といっても、文学についてだけではなく、英語史や英語の教授法など幅広い括りで学ぶことができました。得られた豊富な知識は、いま教員として中高生に英語を教えるうえでも、とても役に立っています。英米文学専攻の課題提出は本当に大変でしたが、それはきっと、先生方が私たちに期待してくれていたからで、頑張れば必ず自分を高めていけるカリキュラムだったと思います。

世界へ飛び出して恵まれた
多彩な出会い

大学2年のときには日本初の国際的な学生交流団体である「日米学生会議」に参加し、色々な大学から集まった学生たちとアメリカを1ヶ月間、訪問しました。現地の大学生と円卓会議を開いたり、フォーラムに参加したりする中で、世界には素晴らしい考えを持った人たちがたくさんいることを知りました。帰国後、翌年の日本開催に向けて副実行委員長になり、企画やマネジメントなど運営に携わったのも良い経験です。

その後、交換留学制度でアメリカのウィリアム&メアリー大学へ1年間、留学しました。勉強だけでなく、大学の国際課からの依頼でパネルディスカッションに登壇して留学生としての意見を述べたり、地元の小学校で日本文化について発表したり、いろいろな機会をいただきました。また、留学期間が終わった後も友達の縁でハーバード大学のサマースクールを受講したり、マサチューセッツ工科大学(MIT)のフラタニティハウス(学生やOBの社交サークル)やメディアラボにも招待してもらったり。世界がどんどん広がっていったのは、ちょっとした人とのつながりから。その出会いのきっかけをくれたのは、慶應義塾に集まる多様な人々のおかげだったと思います。

仕事に生かされている
ゼミでの経験

ゼミにはとても個性豊かな人が集まっていて刺激がありました。先生自身も勉強熱心で、「一緒に頑張ろう」という背中を見せてくださっていたのが忘れられません。卒業後もゼミのOB会があるなど、つながりが続いているのは嬉しいですね。

渋谷教育学園渋谷中学高等学校はスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定校になっていて、グローバルに活躍する次世代のリーダーを育成しています。教科書に頼らず、1から教材を作っているのですが、さまざまな文献やニュース素材の中からエッセンスを抽出し、それをどう魅力的に生徒たちへ伝えるか、というプロセスは大学時代に鍛えられました。職場でプロジェクトチームを作って議論を重ねるときも、ゼミで意見を出し合った経験が生きています。

世界は想像以上に面白い

世界は自分が想像している以上に広く、面白いもの。外の世界に出て自分の力を試したり、失敗を恐れずに挑戦を積み重ねたりすれば、必ず新しい世界を切り開いていけることを、自分の姿からも生徒たちに見せたいと思っています。

いま自分のなりたかった夢を叶えられているのも、大学時代に心から尊敬できる先生や仲間との出会いがあったおかげです。慶應義塾大学文学部は挑戦する力や新しい気づきをたくさんもらえる場所。ぜひ飛び込んでもらいたいですね。