Keio University 文学部

Sociology

社会学

 社会学専攻で学ぶということは、古今東西の多様な文化と社会に言及しつつ、現代社会の諸々の問題にとり組むことであり、そうすることで、人間を総合的に理解して、私たちの生を自ら作ることにつなげるということです。
 社会学専攻には狭義の社会学とともに、社会心理学と文化人類学などの領域が含まれています。この三つの学問分野を横断的に学びます。これら三分野の概論や社会調査、社会学史は必修科目になります。そして、それを土台にして、自分自身の研究の方向性やスタイルをどのように作るのかが大事になるわけです。その自由度は高く、そのために多様な科目が設置されています。
 専任スタッフの専門分野として、知識社会学、感情社会学、映像社会学、家族親族論、都市社会学、文化社会学、医療社会学、比較文化論、宗教社会学、コミュニケーション論、普及学などが設置されています。また学外からの講師による科目も多く、例年、30以上の科目が設置されており、そのバラエティは豊富です。
 たとえばアニメの分析、インドの映画、高齢化社会への対応、マーケティング、放送メディアの動向、ヒップホップカルチャー、ボランティア活動、コミュニティづくり、などなどが、社会学特殊1〜10、文化人類学特殊1〜12、社会心理学特殊1〜9として開講されています。また、他専攻や他学部の専門科目も卒業単位として認められます。
 3年次からは卒業論文作成コース(研究会)が設けられており、二カ年にわたり、各担当教員による演習授業と卒業論文の作成に向けた指導が行われています。ゼミでの学習や交流は大学生活の醍醐味となるでしょう。また、卒業論文コースをとらないで、ゼミに所属せず、あるいは他専攻や他学部のゼミに所属しながら自由に研究を進める卒業試験コースを選択することもできます。
 このような充実した大学生活を経て、卒業生は実に多様な領域で活躍しています。金融、マスコミ、通信、製造といった一般企業はもちろん、教職、公務員、NGO、さらには国内外の大学院への進学など、ほぼ全領域に進出しています。
 もしみなさんが、時代の変化に目を向けるとともに、社会や文化の各分野に対する広い視野と深い洞察力を育み、自主的で積極的な学習態度を身につけようとするならば、単なる知識ではなく、フィールドでの具体的な実践をも網羅する社会学の学習が可能になります。社会学専攻のスタッフ一同は、みなさんが社会学の研究を通じて、自己と社会をこれまでにもまして深く見つめ、行動する機会を手に入れるためのサポートを惜しみません。