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学部undergraduate

慶應義塾大学文学部 英米文学専攻

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 英文科として生まれた英米文学専攻には、戦前から野口米次郎(イサム・ノグチの父)、戸川秋骨、西脇順三郎(ノーベル文学賞候補者)、厨川文夫といった先達の努力により、アカデミズムを重視する学統がつちかわれてきました(彼等の業績についてはインターネットで容易に検索できます)。

 現在、当専攻では、英語学・英語英米文学・および英語英米文化を学問として研究することをその目的とし、英語という言語に興味がある、また英米文学、英語文学に関心がある学生を歓迎しています。中世から現代にいたる英文学に関する講義・演習、植民地文学からメタフィクション、マイノリティ文学にいたる米文学に関する講義・演習、また古い英語から現代の言語学研究にいたる英語学に関する講義・演習、さらに欧米文化と文学との接点を多角的に採り上げた講義など、その充実したカリキュラムは、おそらく日本でも類を見ないほどバラエティに富んでいるといえるでしょう。

 第二学年では、英米文学・英語学の基礎を学ぶことが中心となります。英文学史、米文学史、英語史、現代英語学、英語英米文学基礎講読のうち三科目以上の単位を取得することで第三学年に進級することができます。第三学年からは、英文学・米文学・英語学の三分野いずれかの研究会(ゼミ)に所属して、演習科目等でそれぞれが必要とする知識を得つつ、英語での卒業論文作成を進めていきます。

 専攻で取り扱う範囲が広いため必修科目の数がやや多くなっていますが、それらを履修することで、それまで知らなかったような英米文学・英語学の奥の深さを知ることができ、自分の研究にさまざまに活用できることでしょう。もちろん、普段からの努力が必要とされるという点においては、他の専攻と変わるところはありません。自ら問題点を見出し、探求するという積極的な姿勢で学問と取り組むことを学生に期待します。


慶應義塾大学文学部
英米文学専攻

〒108-8345
東京都港区三田2-15-45