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諸言語部門

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名前/職位

専攻/専門領域/研究内容

  • 金子 奈美
    KANEKO, Nami
    助教

    諸言語部門
    スペイン語圏の文学・文化、バスク語文学

    スペイン北部とフランス南西部にまたがるバスクと呼ばれる地域の固有語、バスク語で書かれた文学を研究、翻訳しています。バスク語は、スペイン語やフランス語に対して少数言語の地位にあり、かつては消滅も危惧されていましたが、20世紀後半から急速な復興を遂げ、それとともにバスク語による現代文学が大きく発展しました。そのバスク語文学の発展のプロセスを、ベルナルド・アチャガを中心とした現代作家たちの研究を通じて明らかにしようとしています。その関係で、バスクのような複数言語地域や少数言語の文学におけるバイリンガリズム、翻訳(特に自己翻訳)、世界文学といったテーマにも関心を持っています。

  • 金 柄徹
    Kim, Byungchul
    教授

    諸言語部門
    韓国語、文化人類学

    倭寇・家船・海民の歴史と文化、現代韓国における家族の変容、在日コリアンの教育とアイデンティティ、韓国の徴兵制と認識の変容などを研究してきました。最近は、植民地と戦争の記憶、アジアの食文化と食育などのテーマにも関心を広げつつあります。

  • 越野 剛
    KOSHINO, Go
    准教授

    諸言語部門
    ロシア文学・文化史

    私の専門はロシアおよび旧ソ連地域の文学・文化史です。ロシア文化の起源は専らヨーロッパに求められますが、その歴史的な展開の中でアジアの諸地域をも含むようになりました。その意味で、冷戦の一方の主役であったソヴィエト連邦は、東洋と西洋にまたがるユーラシアの帝国でもありました。私の研究では、記憶政治、越境、文化翻訳などに着目しながら、複数の地域文化の比較を行います。ロシアという空間は、ヨーロッパとアジアの両方の文化において重要なコンタクト・ゾーンなのです。

  • 藤谷 道夫
    Fujitani, Michio
    教授

    諸言語部門
    イタリア語・イタリア文学、西洋古典学、比較文学

    ダンテの『神曲』を西洋古典文学(特にラテン文学)、哲学・自然学、キリスト教神学の視点から多角的に読み込み、理解する作業を行なっています。各歌章の解読を徹底して行ない、次に、ある主題の下でそれを有機的に繋げ、作者の隠された意図をできるだけ忠実に再現することを目指しています。『神曲』の語学的解説や翻訳も同時に行なっています。学外では新宿・横浜・立川の朝日カルチャーセンターで『神曲』の講義をしています。

  • 諸星 妙
    MOROHOSHI, Tae
    助教(有期)

    諸言語部門
    スペイン美術史

    スペインの黄金世紀の美術について研究しています。特に初期セビーリャ時代のベラスケスのボデゴン画に興味があり、17世紀初頭のセビーリャにおける自然主義的絵画の起源とボデゴン画の関係を解明したいと考えています。同時代のスペインにおける絵画理論や絵画蒐集についても研究を進めています。

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