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6. 山伏神楽の演目


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岳と大債の神楽の演目は、菅原盛一郎の『山伏神楽』では次の七十四曲余のものがあげられている。

◎式舞――<表> 鶏舞〔video〕翁舞〔video〕三番叟舞〔video〕八幡舞〔video〕山の神舞〔video〕
岩戸開きの舞〔video〕
◎式舞――<裏> 鶏舞、松迎舞〔video〕、三番叟舞、大八幡舞、小山の神舞、
岩戸開きの舞。
◎神舞――<表> 笹除の舞〔video〕五穀の舞〔video〕水神の舞〔video〕竜殿の舞悪神退治の舞〔video〕、尊揃の舞、 天王舞、神巫女舞、年寿の舞、普将の舞。
◎神舞――<裏> 稲田姫舞、女五穀舞、 苧環の舞〔video〕、手剣の舞、 天降りの舞〔video〕、 天女の舞、 竜宮渡りの舞、恵比須舞、五大竜王の舞、注運切舞。
◎座舞――
<表裏の区別はない>
三韓の舞、小倪舞、屋島の舞、蕨折りの舞、野々宮の舞、 機織の舞、 木曾舞、鞍馬の舞、曾我兄弟の舞、 橋架けの舞、潮汲みの舞、鐘巻の舞。
◎祈祷舞 篁舞、三神舞、御台舞、神女八幡舞。
◎権現舞 祈祷権現舞、神楽権現舞、三台折権現舞、這い権現舞、 連れ権現舞、 湿練権現舞、祭り権現舞、操り権現舞。
◎狂言舞 道成寺、田植、舅下座、地蔵売、座頭、嫁とり、薬売、鍛冶屋、
次郎太郎、狐浦り、佐渡狐、阿弥陀、雷神、法師、産神、猿曳、擂鉢三韓、伊勢参り。




鶏舞 三番叟舞 山の神舞
鶏舞

三番叟舞

山の神舞

岩戸開きの舞 五穀の舞 水神の舞
岩戸開きの舞

五穀の舞

水神の舞

鐘巻の舞 権現舞 祭り権現舞
鐘巻の舞

権現舞

祭り権現舞


権現舞

権現舞


このうち第一番目の「鶏舞」に始まり、「岩戸開きの舞」までの式舞の表舞六番は神楽の最初に必ず演じられ、この後中入りとなり、休憩後希望する演目と最後の「権現舞」あわせて六番演じられ、計十二番で一回の神楽の上演が終わりとなる。昼に演じられるものは昼神楽、夜のものは夜神楽と称し、昼夜通しで行なわれる場合には幕引かずという。昼夜にわたって演じられるときは夜神楽は裏式舞から舞い始める。

なお、一回の神楽で演じられる数は、さきにのべたように十二番である。神楽衆の数も本来は十二人とされていた。これは天神七代、地神五代の計十二代、さらにまた十二因縁、十二ヵ月などをあらわしたものとされている。


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