パリ公主の映像(1997年、1998年の記録)

 一、韓国東海岸の死霊祭オグクッにおけるパリテギ(映像1、51秒)

 パリテギは捨てられた子の意味。。発願クッともいう。巫女は後頭部に大きな花のかんざしを着けて立つ。深夜、杖鼓の金長吉男巫と向き合い、長編の巫歌を演じていく。
 オグクッの詳細については「1997年のオグクッ」参照。

 二、韓国ソウル地方のチノギセナムクッにおけるマルミ(パリ公主

 パリ公主の巫歌をマルミ(映像2)という。大髪を頭に載せて約1時間、李相順万神が捨てられ姫の巫歌を唱える。このあと、庭に出て、パリ公主の導きで死者霊のあの世入りが演じられる。巡り歩くことをトリョンという(映像3)。それは祭祀であると同時に芸能でもある。
 
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