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  神楽に使用される主な衣装は、 直面の舞は白衣、白袴、白足袋が基本である。 素襖とは白地有紋の上衣、 ハガサとは細かく切った白紙を沢山取り付けた被り物、 ツマドリは麻紐を輪形にしてしでを下げた簡単なもので頭の頂きにのせる。 面型の舞では、 千早という袖無しに袴が主体で、 地舞は素襖に袴である。 奏楽はシメ下に左手から笛、 太鼓、 ガク、 銅拍子の順に並ぶ。 ガクとは一尺に一尺二、 三寸の板で、 撥で叩く。 調子はゆっくりした「上の地」と、 やや急な「下の地」からなり、 大抵の舞がこの二部構成である。 執物で特徴があるのは、 面型の舞の面棒でトウノムチとも呼ばれる。 ![]() |
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  四人。 素襖、 白袴、 烏帽子、 腰幣、 鈴、 扇、 折敷。 腰幣とは小幣を背中に十文字に差したものをいう。 願祝子になる少年が初めて舞うことが多い〔avi VIDEO 12.1MB〕。 結界ともいい、 祭場を設定する意味らしい。 榊の葉を散らすが、 これには献饌の意味もこめられる。 古くは三人舞。 昭和47年迄は少女4人の浦安舞。 現在は小中学校の男子が舞う。 〔avi VIDEO 12.2MB〕 
  四人。 白衣、 白袴、 ハガサ、 赤襷、 太刀、 鈴、 扇。 初めは静々と、 後にみだれになると左手にに抜き身の剣、右手に鈴を持って活発に舞う〔avi VIDEO 13.7MB〕。 途中で別に二人出て、 塩水で清めて回る。 舞終わると、 宝渡しと称して、 ハガサ、 太刀、 鈴、 襷、 鈴、 扇などを祭員に渡す所作がある。 地鎮めの舞で神が降臨する土地を踏み固める。  
  一人。 千早、 緋袴、 ハガサ、 面、 面棒、 腰幣、 太刀、 扇。 右手に面棒、左手に榊葉二枚と着物の袖を握って舞う〔avi VIDEO 7.89MB〕。 鵜戸からこの鬼神が登山したという伝説に因んで舞われる。 右足から三足舞上がり、 そのままの姿勢で三足軽く後方に飛びさがり、 また元に戻って舞始める。 この飛びさがるところが、 他の面の降居と異なるという。 途中で面棒を立てて、 左手に握っている榊葉を後方に捨てる所作を行なうが、 これを「柴手水」(しばちょうず)という。 地舞が鬼神と向きあって舞を奉納する。 アマの下、 三尺を出ないように舞う。  
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  四人〔avi VIDEO 7MB〕。 素襖、 白袴、 ツマドリ、 腰幣、 扇。 舞は幣指とほぼ同じだが、みだれは全く異なる〔avi VIDEO 5.92MB〕。 活発で威勢よく舞う。 神出現の時は、 内神屋で法螺貝をしきりに吹く。  
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  一人。 千早、 平袴、 ハガサ、 面、 面棒、 腰幣、 太刀、 扇。 六社稲荷社の社人が御神体の面を被って舞う〔avi VIDEO 11.4MB〕。 舞は三足後方に飛びさがる部分がないだけで、 鵜戸鬼神と同じである。
  一人。 千早、 平袴、 ハガサ、 面、 面棒、 腰幣、 太刀、 扇。 七社稲荷社の社人が御神体の面を被って舞う。 舞は三足後方に飛びさがる部分がないだけで、 鵜戸鬼神と同じである。 この神は山の神で七鬼神の主、 あるいは七コウザキと見做される。 最後に初三舞の四人が舞う。  
  四人。 白衣、 白袴、 ツマドリ、 赤襷、 太刀、 鈴。 カンスイ、 またはカンシともいう。 袈裟掛けにした赤襷を掛けて大きく跳び舞う〔avi VIDEO 4.3MB〕。 太刀を使った勇壮な舞で、 神屋の中央と東西南北の合わせて五方を祓い清める。 さらに五方を守護する五行神に守護を祈る。 途中でみだれ(太鼓などの楽器と舞が急調子になること)が入り、 神主と五方位の神名を問う問答がある。 最後に中央の埴安命が現われて舞う。 基本的には方位固めで、 祭場から悪いものを追い払って鎮める。 ここから神楽歌が入る。  
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  一人。 千早、 緋袴、 ハガサ、 面、 面棒、 腰幣、 太刀、 扇。 太刀は腰に、 背中には榊枝を差す。 「はらかき荒神」ともいう。 面は鬼面を使い、 憤怒の形相で荒々しく舞う〔avi VIDEO 15.0MB〕。
  一人。 白衣、 白袴、 ツマドリ、 赤襷、 黒脚絆、 鈴、 小太刀。 神の恵みで豊作であることの喜びを表わす。 腰の襷をとり四つ折りにして片手で打ち振って舞う。 一回転して襷を十文字にかけ小刀使いという軽業のような舞になる〔avi VIDEO 6.23MB〕。 両手で小刀を逆手に握り、 交互に胸の上方で十文字に振りかざして舞い、 四方を一回転する。 動きの早い若者向きの舞である。  
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  一人。 千早、 緋袴、 ハガサ、 面、 面棒、 腰幣、 太刀、 扇。 初めは二人(白衣、 白袴、 ツマドリ、 赤襷、 鈴、 榊)の地舞がある。 肩から襷を掛けて舞う。 その後、 綱荒神が憤怒の形相で現われ、 地舞の二人が加わり激しく舞う。 その後、 綱荒神は太鼓に座り、 足元に龍体をおき、 神主が荒神に御綱のいわれを問う「綱の問答」をする。  
  四人。 白衣、 白袴、 白鉢巻、 赤襷、 黒脚絆、 太刀、 鈴、 龍体二。 「蛇切り」ともいう。 襷は袈裟襷とし、 左手に太刀、 右手に鈴を持ち、 四人が雄雌二体の龍を飛び越えながら勇壮に舞う。 その後、 龍体を先地から次々に一刀のもとに切る〔avi VIDEO 9.83MB〕。 切るとすぐにそばに控えている祝子が白衣で切口を押さえて隠す。 綱は祝子数人が境内横(西側)にある荒神林(荒神山)に納める。 龍体を切ることは、 智剣で悪念妄想を断ち切ると解釈されている。  
  一人、 狩衣、 白袴、 烏帽子、 太刀、 鈴、 御幣二本。 一人、 烏帽子に扇子二本を持って一隅に座る。 「大神神楽」ともいい、 伊勢の大神(天照大神、 アマテラスオオミカミ)に奉納する。 天児屋根命(アメノコヤネノミコト)の舞とされる。 宮司が舞う決まりである。 腰に太刀を差し、 左手にカミとタカの御幣を持ち、 右手に鈴を持って舞う。 カミとタカは神屋の周囲の注連とアマの四面にも取り付けてある。 この神楽は始まりに際して法螺貝を吹いて神出現を促すのであり、 両神の降居と同様に重くみられていた。 天照大神が岩戸に隠れて世の中が暗闇になったので、 神々が集まって相談しする様子を表わす。 神屋の隅に天の岩戸を表わす屏風があり、 その中に天照大神が烏帽子を被って座っている。 神楽はこの岩戸に向って舞納める。 この頃、 しらじらと夜が明ける。  
  一人。 素襖、 白袴、 毛頭、 面、 腰幣、 太刀、 鈴、 御幣。 手力男社の神主が御神体の面を被って舞う〔avi VIDEO 3.9MB〕。 左手にカミとタカの御幣を持ち、 右手に鈴を持って低い姿勢で舞う。 岩戸の前の暗闇で、 手さぐり足さぐりをしながら七日七夜舞い続けた様を表わす。 岩戸開きの舞で、 天照大神を引き出す前段である。  
  一人。 千早、 緋袴、 頬被、 面棒、 小太刀、 扇子。 戸破はトガクシと読み、 戸隠、 或いは戸被とも書く。 滑稽な面をかぶり、おかしみのある舞で岩戸開きを行なう〔avi VIDEO 6.3MB〕。 舞ながら岩戸を取って投げる。 開いた後は日の光に目がくらんで、ひれ伏して後ずさりして終わる〔avi VIDEO 8.2MB〕。 手力男命(タジカラヲノミコト)の化身と言われて同一視される。  
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  二人。 女の衣裳、 ツマドリ、 鈴、 小幣二。 「おきえ」とも言う。 竃神の舞、 一種の機織りの舞とも言う。 御幣を使って舞いながら、 竃の形・炎・火伏せを表わす所作で舞う。 台所から出て舞い、 下の地では烏飛びと称して大股で飛び跳ねて回り、 最後に台所に行って舞い納めて、 酒肴で直会をする。 火の神や竃神は両部神道では荒神と習合している。  
  一人。 女の衣裳、 面、 鈴、 御幣二、 テゴ(篭のこと、 中に杓子、 摺子木、 へそ飯の飯型=メンパを入れる)。 女神である「へやのかみ」の舞。 別名は「杓子面」(しゃくしめん)という。 天地創造から人類発生に至るまでの説明を行ない、 子孫繁栄を願う。 女性の着物を着て帯を締めて腰にテゴを下げ、右手に鈴、左手の小幣二本を持って舞う〔avi VIDEO 8.3MB〕。 上品で優雅に舞うが、 途中で摺子木などを取り出して、 イザナギノミコト、 イザナギノミコトの国造り、 男女の道の始まりなどの説明を、 太鼓役と掛け合いで長々とする。 摺子木は男根を象徴しており、 これをさする性的な仕草が特徴である。 道具を使っての舞の後、 ズリ面を被った鬼神七人(白衣、白袴、面、頬被、素襖の袴)が登場して、 仰向けになって足をからませるなど室の神にからむ〔avi VIDEO 12.1MB〕。 室の神は摺子木を持ち、 七鬼神と戯れる。 滑稽な身振り手振りに終始する。 室の神は天鈿女命(アメノウズメノミコト)に見立てられている。  
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  一人、 白衣、 白袴の上から獅子面を付ける。 山の神一人(白衣、 白袴、 頬被に面、 素襖の襷、 面棒)。 獅子が暴れて山の作物を害することがないように、 山の神に守護を願う舞とされる。 山の神は面棒を右手に持ち、 左手で獅子の尾を握る。 面棒を持つ他の六神もその後に続く。 笛と太鼓に合わせて、 顔を面棒の先で軽く叩きながら舞う。 獅子は転んで背を床にこすりつける所作を四方で行なう。 猪のニタズリであるという。 ニタとはヌタとも言い、 湿地を意味する。 猪はヌタウチといって体を稲田、 湧水地、 小川、 湿気を含んだ土の上で行ない、 ニタズリという松のような木肌の荒い幹に体をこすりつけたりもする。 ダニで体がほてるので冷やすのだという。 山の神は尾をつかんだままで、 面棒を振り上げながら獅子を守る。 面棒を持つ鬼神たちは室の神の七鬼神と同じである。  
  二人。 白衣、 白袴、 ハガサ、 頬被に面、 素襖の襷、 面棒。 子供八人(普段着のまま衣笠を頭に付ける)。 「衣笠(みかさ)鬼神」ともいう。 子供たちが被る衣笠は早乙女が五月雨の風雨を防ぐ笠であり、 これを被って天照大神の御田の田植えをするという趣旨である。 風雨を穏やかにして豊作を守護する神が衣笠鬼神である。 稲の成長の無事を祈願する舞とされる。 子供八人が早乙女となる。 アマに吊してある笠を降ろして、 八人の早乙女が頭にかぶり四人ずつ向きあい田植え、 草取りの所作をして舞う。 そこに鬼神が現われ、 頭が高い、 尻が高いといっては面棒で叩く。  
  四人。 白衣、 白袴、 鈴。 「くりおろし」ともいう。 左手にシメから外神屋に張り渡した注連縄の端を持ち、右手に鈴を持って舞う〔avi VIDEO 10.3MB〕。 最後に注連綱を引き抜き、 シメを倒してヤマを壊す。 神楽が成就したので、 感謝の気持ちをこめてシメを下ろす。 神々は元の場所に戻って鎮まっていただき、 この村を安泰にしていただくように祈願する。  
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  三人。 白衣、 白袴、 ハガサ、 素襖の襷。 頬被りして面を前後に被った二人が、 袴のもも立ちを高くとり、 素足のまま臼を抱える。 臼は四つ折りしたむしろの上に乗せる。 その後から頬被りに面をつけた男が
「うしろたの さきにはホイホイ まえのたに なおりてしりさいた にいさいた ホイホイ」と歌い、 「なおりて」で杵を頭上で回し、 「しりさいた」で前を突くような所作をする。 臼を担いだ二人と、杵を振り回す者、面を被った三人が、笛や太鼓やすりがねに合わせておどけた所作で練り歩く様が笑いを誘う〔avi VIDEO 6.7MB〕。 神屋とその周辺を一巡して出店を冷やかし、 見物人は臼に賽銭やお菓子を入れ、 出店の人も品物を入れる。 最後は内神屋から社務所を通って台所に行く。 祝子たちは折敷膳に盛って一列に並び、 扇で折敷膳の縁を叩き、 米を撒きながら、 ハラエテターマエ、 キヨメテターマエと唱えて、 内神屋から台所へと追い掛けていく。 最後は竃にて舞納める。 田遊びの様相があり、 臼や杵は五穀豊饒、 子孫繁栄を祈願する。 それ自体も臼の神とされる。 村所では「火の神納め」といい、 お釜様の所で舞って終わる。  
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