学業とキャンパスライフ。そのどちらをも充実させています。
教員や友人との関係を深めるゼミ合宿や研修旅行など、様々な機会があります。
ここでの4年間は人生にとってかけがえのないものになるでしょう。
三田キャンパスには、文学部ゆかりの建物、石碑などが数多くあります。ここではその一部をご紹介します。
赤レンガの旧図書館八角塔脇の小高い丘に、小山内薫の胸像とともに三つの文学碑が建っています。佐藤春夫の詩碑、吉野秀雄の歌碑、久保田万太郎の句碑です。三田の文学部にゆかりの作家たちのものです。
小山内薫は築地小劇場を興し日本における新劇の父といわれ、明治43年に文学部の講師として迎えられました。また築地小劇場の発足は、義塾大学演劇研究会主催の三田大ホールでの講演が、直接の発端となったとされています。
佐藤春夫は、文学科教授であった永井荷風を慕い文学部に入学しましたが、退学。その後三田の学生時代の歌を残しています。戦後、公開講座「近代文学の展望」の講師を務めました。
「図書館の前に沈丁咲くころは恋も試験も苦しかりにき」
「しぐるゝや大講堂の赤れんが」
現在でも文学部の講座「現代芸術」・「詩学」は久保田万太郎記念基金によって開講されています。
1950年、第二研究室として谷口吉郎の設計によって建てられた「新萬来舎」は、イサム・ノグチが空間デザインを行い、庭園にはその彫刻作品が置かれたため、「ノグチルーム」といわれるようになりました。
その後、南館建設のためにこの場所は整備され、ノグチルームと彫刻は南館に移築されました。
現在のノグチルームと彫刻「無」