<音による思考>という新機軸を打ち出すことで思考と音楽表現のいずれに対しても新たな次元を切り拓き、「近代」という時代を牽引したベートーヴェン。彼の下で音として「精神」が姿を現わします。その作品世界にピアニストと哲学者が迫る、十回にわたる連続講演。その第2回は、「悲哀」という感情に焦点を当てます。
今回取り上げられる予定の作品:
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」Op.13
・ブラームス 8つのピアノ小品 Op.76
・シューベルト ピアノ・ソナタ第19番 D958
(全曲の演奏はありません。)
第2回悲哀の力 詳細.pdf