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講演会の概要:
「エスニック・アート」や「トライバル・アート」などとも呼ばれ、民族文化や共同体と結びつけられてきた先住民族の手仕事は、今日アート市場やクリエイティブ産業、知的財産制度などを介し、むしろ「ファイン・アート」に類する、固有の「作者」の創作物とみなされつつある。一見するとグローバルなこの状況は、個別地域でどのように生じ、経験されているのだろうか。本報告では、東アジアの一地域である台湾を取り上げ、オーストロネシア語族系先住民族(台湾原住民族)の織物と服飾品製作を例に、これを検討する。