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倫理学専攻
倫理学専攻
哲学/倫理学
近現代のフランス哲学、とりわけジャック・ラカンの精神分析の思想的可能性を深堀りする研究を行ってきました。 ラカンの精神分析は、さまざまな人々の欲望が行き交う中で、私たちが「世界」と呼ぶような認識の枠組みが立ち上がる論理を明らかにしていますが、それはまさに、私たちがいま「当たり前」と考える「世界」の構造をあらためて考え直す契機を与えてくれます。『資本主義に出口はあるか』や『使える哲学』などの著作では、歴史的に積み重ねられた様々な言説によって無意識のレベルで私たちを規定する思考の枠組みを明らかにすることを試みました。 また、そうした無意識の構造は、文字通りの意味で私たちの「身体」を規定しているため、哲学の実践として、コンテンポラリーダンスの領域での作品作りにも関わっています。
倫理学専攻
ドイツ倫理思想、法哲学
イマヌエル・カントの実践哲学、主に法哲学に関心をもっています。これまで、カント哲学体系の内部での法と道徳とのつながりと、そのつながりがカントの法理解に与えた影響、そして、その法理解の現代的意義を研究してきました。それ以外では、ロールズやハーバーマス等、カントに影響を受けた現代政治哲学者たちの思想や応用倫理学にも関心をもっています。
倫理学専攻
倫理学史、形而上学、現代倫理学
Kant in the context of early modern scholasticism, metaphysical foundations of natural law in Aquinas, transcendental idealism, and contemporary metaethics.
倫理学専攻
イギリス倫理思想史
倫理学史、倫理学理論、応用倫理学の分野で研究を行っています。倫理学史では、近代イギリスの倫理思想の歴史を辿り、その全体像を捉えることを、倫理学理論では、現代の倫理学における主要な理論を検討し、その可能性と限界を示すことを、応用倫理学では、経済における倫理的な問題について考察し、その原因を明らかにすることを試みています。
倫理学専攻
現代フランス哲学、医療倫理学
専門はフランス現代思想と医療倫理学です。フランス・スピリチュアリスムの系譜について、そして医療倫理学における徳倫理学的アプローチについて研究をすすめています。
倫理学専攻
現代フランス思想・実存思想と宗教思想
レヴィナスの思想について道徳性と人間的な生のあいだにありうる連関という観点から考察しています。とくに20世紀において、人間の単独性・唯一性をめぐる実存的な問題が、宗教思想に源泉を持つトピックと結びついて論じられる仕方に関心があります。