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倫理学専攻

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名前/職位

専攻/専門領域/研究内容

  • 荒谷 大輔
    ARAYA, Daisuke
    教授

    倫理学専攻
    現代フランス思想、精神分析

    近現代のフランス哲学、とりわけジャック・ラカンの精神分析の思想的可能性を深堀りする研究を行ってきました。 ラカンの精神分析は、さまざまな人々の欲望が行き交う中で、私たちが「世界」と呼ぶような認識の枠組みが立ち上がる論理を明らかにしていますが、それはまさに、私たちがいま「当たり前」と考える「世界」の構造をあらためて考え直す契機を与えてくれます。『資本主義に出口はあるか』や『使える哲学』などの著作では、歴史的に積み重ねられた様々な言説によって無意識のレベルで私たちを規定する思考の枠組みを明らかにすることを試みました。 そうした理論的な解明をもとに、現在では「贈与経済2.0」の社会実装を試みています。「贈与経済2.0」については、拙著『贈与経済2.0』や下記ウェブサイトをご覧ください。 https://heart-land.io

  • 石田 京子
    Ishida, Kyoko
    教授

    倫理学専攻
    ドイツ倫理思想、法哲学

    イマヌエル・カントの実践哲学、主に法哲学に関心をもっています。これまで、カント哲学体系の内部での法と道徳とのつながりと、そのつながりがカントの法理解に与えた影響、そして、その法理解の現代的意義を研究してきました。それ以外では、ロールズやハーバーマス等、カントに影響を受けた現代政治哲学者たちの思想や応用倫理学にも関心をもっています。

  • エアトル ヴォルフガング
    Ertl, Wolfgang
    教授

    倫理学専攻
    倫理学史、形而上学、現代倫理学

    I am interested in topics situated at the intersection of metaphysics and ethics, mainly, but not exclusively in Kant. These topics include the multifaceted debate on free will and determinism, the question of objectivity and realism in ethics, Kant’s transcendental idealism and his approach to moral philosophy, as well as the conception of natural practical law in Aquinas and Scotus. Currently, I am working on a monograph on the relevance of Luis de Molina's thought for Kant’s theoretical and practical philosophy. Molina is a 16th century Scholastic philosopher and theologian, and in my opinion, Kant's revolutionary ideas about free will are to a large extent inspired by this remarkable predecessor of his.

  • 圓増 文
    ENZO, Aya
    准教授

    倫理学専攻
    生命倫理、医療倫理

    格差や貧困、差別など社会的不正義に由来して生じる医療の倫理的課題の一部として、慢性疾患医療と出生前検査の倫理的課題に注目してきました。こうした領域の諸課題を、「福祉」や「自由」、「自律」などの諸概念の観点から分析すると共に、これら諸概念をめぐる現代英米圏の規範倫理学・生命倫理の議論に検討を加えることで、課題の考察を行っています。

  • 柘植 尚則
    Tsuge, Hisanori
    教授

    倫理学専攻
    イギリス倫理思想史

    倫理学史、倫理学理論、応用倫理学の分野で研究を行っています。倫理学史では、近代イギリスの倫理思想の歴史を辿り、その全体像を捉えることを、倫理学理論では、現代の倫理学における主要な理論を検討し、その可能性と限界を示すことを、応用倫理学では、経済における倫理的な問題について考察し、その原因を明らかにすることを試みています。

  • 村上 暁子
    MURAKAMI, Akiko
    助教

    倫理学専攻
    現代フランス思想・実存思想と宗教思想

    レヴィナスの思想について道徳性と人間的な生のあいだにありうる連関という観点から考察しています。とくに20世紀において、人間の単独性・唯一性をめぐる実存的な問題が、宗教思想に源泉を持つトピックと結びついて論じられる仕方に関心があります。

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