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日本史学専攻
日本史学専攻
キリシタン史、中国天主教史
16・17世紀のキリシタン時代の歴史を、イエズス会を始めとするカトリック修道会の宣教師達がヨーロッパ本国に送付した書翰や報告書を用いて研究しています。とりわけ、東アジアにおけるキリスト教の神を崇めることに対する倫理の問題に関心を持っており、日本の問題を中国のそれと比較しながら検討しています。
日本史学専攻
日本近世史
近世社会は、私たちの生きる近代社会の前提をなす、いわば伝統社会に当たると考えられます。私は仏教を切り口として、この時代の在り方を考えています。「宗教社会史」と銘打って、取り組んでいるところです。
出発点は、地域で生活を営む民衆と、仏教の救済思想との関係を問うことでした。近年では、仏教教団と幕藩領主との関係、言い換えれば近世の政教関係を検討しています。また、神仏をめぐる秩序にも関心を持っています。
日本史学専攻
日本古代史
律令制を中心に、奈良・平安時代の国家と社会との関係に関心を持っています。日本律令の母法である中国律令との比較や、中国から継受した律令が日本に定着してゆく過程について、都造りや官人の制度から研究を進めています。
日本史学専攻
日本中世史
文献史料だけでなく、考古資料も活用しながら、高利貸や商人の活動、銭貨の流通、あるいは生産技術の発展など、中世の経済史について、これまで主に研究しています。
日本史学専攻
日本古代史
6世紀半ばに大陸・半島から国家的に受容された日本の仏教が,その後、何故古代社会に受容され,人々に信仰されたのかということについて、仏教思想や国家と社会との関係から研究しています。加えて,古代日本における仏教説話集の成立について、中国仏教書にみえる思想や表現との比較や、書物の受容の観点から考察を進めています。
日本史学専攻
クリオメトリクス(計量経済史),近代日本経済史・経営史,日本植民地経済史
市場(market)とは取引所・法的規制など多様な組織・制度が基盤を構成し,価格形成を通じた財・サービスの配分を実現します。こうした市場の基盤的組織・制度に関する記述史料の歴史学的な定性分析と高頻度取引データによる時系列計量経済学的な定量分析を併用し,近代の「帝国日本」における市場の機能と稼働条件の通時的変容を分析しています。市場の役割を歴史的な視点から動態的に理解し,市場の機能向上に貢献可能な知見の獲得を目指しています。