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図書館・情報学専攻

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名前/職位

専攻/専門領域/研究内容

  • 安形 麻理
    Agata, Mari
    教授

    図書館・情報学専攻
    書誌学、書物史、図書館・情報学

    西洋の初期の活版印刷術、グーテンベルク聖書を中心とするインキュナブラ、写本と刊本の関係、書物に対する考え方や読書の様式の変化などに関心があり、特にデジタル画像を用いたグーテンベルク聖書の研究を継続して行っています。また、資料保存、デジタルアーカイブ、書物のデジタル化、デジタルヒューマニティーズにも興味を持っています。

  • 池谷 のぞみ
    Ikeya, Nozomi
    教授

    図書館・情報学専攻
    エスノメソドロジー、情報行動、知識の社会学、サービスデザイン

    図書館・情報学、エスノメソドロジー、情報行動、知識の社会学 さまざまな営みについて、営みに関わる人々の視点から理解することにこだわるエスノメソドロジーという学際的なアプローチをとって研究をしています。人々が想起もしくは共有する知識を行為から切り離さずに理解することで、組織や集団における知識の共有や創造、継承などの問題を考察することに関心があります。これまで図書館や病院、企業などでフィールドワークを行ってきました。それぞれの場面での実践を理解することが、知識の実践的マネジメントに関わる課題を繊細さをもって捉えることになり、それが組織での仕事の仕方やサービスやテクノロジーのデザインについて現場の方々と共同で考える研究にもつながっています。

  • 岸田 和明
    Kishida, Kazuaki
    教授

    図書館・情報学専攻
    情報検索、テキストマイニング

    情報検索の理論・技術全般に関心を持ち、特に、統計学的な方法によって検索性能の向上を目指す研究を行ってきました。その結果、言語横断検索(検索質問と文書とで使用言語が異なる場合の検索)に関して、いくつかのアルゴリズムを提案しました。最近では、テキストマイニングの技術を応用した文書の自動分類について研究しています。具体的には、大規模な文書集合に内在する階層的な主題構造を抽出するためのクラスタリング技術や、ニューラルネットワークを活用した主題件名の自動付与などに取り組んでいます。

  • 永崎 研宣
    NAGASAKI, Kiyonori
    教授

    図書館・情報学専攻
    情報技術を用いた人文学における研究手法の改良

    情報技術を用いて人文学の研究手法を改良することに力を入れています。元々は仏典のテキストデータベース構築から始まり、SAT大蔵経テキストデータベースの構築を手がけつつ、お寺に入って貴重な資料のデジタル化のお手伝いなどもしてきましたが、そこから発展して、データの持続可能性と共有可能性に焦点をあてるようになり、Unicodeにおける仏典外字の登録や、人文学向けテキストの構造化に関わる国際デファクト標準であるText Encoding InitiativeガイドラインやWeb画像共有の国際デファクト標準であるIIIFの開発・普及や規格の策定などに取り組んできました。さらに近年はAIの活用にも取り組んでおり、TrOCRを用いた木版や手書き資料の自動文字認識や、専門的データとRAGを組み合わせた生成AIの精度向上に取り組んでいます。2024年度はこのテーマで国内の学会・研究会のみならず、台北、敦煌、ベルリン、ブエノスアイレス、ワシントンDC、UCバークリー、ウランバートル等で研究発表をしてきました。日本でもこういう研究テーマが広がっていくとありがたいと思っています。 一方で、海外のこの種の研究を日本に広めるための活動にも力を入れています。2024年4月に三田で仕事を始めてからは、韓国、カナダ、米国(2回)、オランダから来日したこの分野の研究者に、三田に来ていただいて講演会などを開催しました。 文部科学省としても、人文学のDXという事業を開始し、そのなかでもテキストデータモデルの構築に関わる部分を慶應義塾ミュージアム・コモンズが受託して研究活動を始めたところです。今後の人文学の行く末にご関心がおありのかたは、ぜひこの活動に首を突っ込んでみてください。意外に役立つ発見があるかもしれません。

  • 福島 幸宏
    FUKUSHIMA, Yukihiro
    准教授

    図書館・情報学専攻
    図書館情報学・アーカイブズ・デジタルアーカイブ ・日本近現代史

    京都府立総合資料館・京都府立図書館、東京大学大学大学院情報学環特任准教授を経て、現職。京都府立総合資料館では、近代行政文書の文化財的修理・昭和戦前期資料の公開・京都市明細図の活用・東寺百合文書の記憶遺産登録・CC BYでのweb公開を担当し、Library of the Year 2014大賞を受賞。京都府立図書館では、サービス計画の策定・図書館協議会の設立・評価基準の検討・横断検索の高速化などを担当。知識情報基盤の構築やデジタルアーカイブなどについて研究。

  • 松本 直樹
    Matsumoto, Naoki
    教授

    図書館・情報学専攻
    図書館・情報学

    公立図書館の制度・経営を中心に研究しています。特に、外部環境との相互作用の中で公立図書館がどのように事業を形成しているかを、行政学等、学際的アプローチを使って明らかにしてきました。得られた知見をもとに、コミュニティの知の拠点としての図書館のあり方を探っていきたいと考えています。

  • 宮田 洋輔
    MIYATA, Yosuke
    助教

    図書館・情報学専攻
    図書館・情報学

    現在は,図書館情報学分野を事例として,学問分野が形成されていく過程に量的・質的両方のアプローチから取り組んでいます。またメディアの利用やウェブに関する共同研究にも参加しています。

  • 和気 尚美
    WAKE, Naomi
    助教(有期)

    図書館・情報学専攻
    図書館・情報学

    人種、民族、言語、宗教などの点で少数派とされる人と、公共図書館との関係について関心を持っています。これまでは主にインタビューや観察調査といった定性的な手法を用いて研究してきました。制度、図書館職員、利用者など異なる視座からアプローチすることで、公共図書館の実態と今後のあり方をより多角的に捉えていきたいと考えています。

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