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哲学専攻
哲学専攻
現代ドイツ語圏の哲学、哲学的論理学
私の現在の研究の柱は、二つです。(1) G・フレーゲの論理哲学、前期ウィトゲンシュタイン哲学、ハイデガーの解釈学的現象学を、いわゆる「形而上学的内部主義」と哲学的言語の可能性の問題をめぐって比較・架橋すること、(2)アリストテレス、カント(『判断力批判』)、ハイデガー、ガダマー、ウィトゲンシュタイン、ライル、アンスコム、マクダウェル、M・トンプソンらを、知識論・言語哲学・行為論における「フロネーシスの伝統」とも呼ぶべき哲学的系譜として描きだすこと。
哲学専攻
行為論、現代形而上学
行為とは何か、合理性とは何か、心とは何か、言語とは何かといった問題や、伝統的な形而上学の諸問題に、いわゆる分析哲学の手法を使って取り組んでいます。と同時に、それらの異なる問題圏を結びつけるルートを探っています。また最近では、価値や人生といった問題にも関心をもっています。
哲学専攻
古代ギリシア・ローマ哲学,西洋古典学
古代ギリシア・ローマ哲学,特にヘレニズム期から古代後期にかけての哲学を専門とし,運命と自由,徳と幸福,理論と実践,ジェンダーとセクシュアリティなど,古代の哲学者たちが論じた多様なトピックを取り上げてきましたが,関心の中心は古代における自然哲学と実践哲学の交差およびプラトンとアリストテレスの受容にあります。現在は,日本における西洋古典受容に関する共同研究にも携わっています。
哲学専攻
科学哲学
科学哲学の中でも特に生物学の哲学を専門としており、進化生物学・微生物学・発生生物学・細胞生物学などにおける概念的・理論的・方法論的諸問題を考察しています。また、人間の心や道徳に対する自然主義的アプローチにも関心があります。
哲学専攻
時間と心の哲学。記憶の形而上学。ベルクソンおよびライプニッツを中心とする近現代哲学
時間におけるマルチスケールという観点に着目し、延長と時制(テンス)のみならず相(アスペクト)を組み込んだ時間哲学を構築しつつ、それを用いて意識・心・自由・記憶といった哲学的諸問題へのアプローチを模索しています。伝統的な哲学テクストに含まれるアイデアを、現代の分析哲学や科学理論の枠組みから再解釈・再定式化することで、哲学史と哲学をより普遍的な思考のツールとすることに関心があります。
哲学専攻
言語哲学、論理学、意味論・語用論
現代の言語哲学と意味論・語用論の観点から、言語・論理・認知の接点にかかわる問題群を中心に研究を行なっています。また、言語学・計算機科学・認知科学など周辺分野との交流のもと、人間の言語理解の形式的・計算的なモデルを構築することに関心をもっています。