2017/7/11
慶應義塾大学文学部は、「第2回井筒俊彦学術賞」の受賞作を決定しました。
井筒俊彦学術賞は、2015年に文学部創設125年を迎えるにあたり、文学部に連なる新進気鋭の研究者の一層の活躍を期待して設定された研究奨励賞です。応募資格は、慶應義塾専任者、または文学部卒業者・文学研究科出身者・社会学研究科出身者で、原則として50歳未満の研究者としており、哲学、倫理学、歴史学、民族学考古学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学にかかわる研究領域の著作を対象としています。
なお「井筒俊彦学術賞」と同時期に設定された研究奨励賞として「西脇順三郎学術賞」があります。2016年以後、奇数年に井筒俊彦学術賞、偶数年に西脇順三郎学術賞を隔年交互に授与することとしています。
授賞式は7月7日(金)に三田キャンパス、ザ・カフェテリアにて行われました。坂上貴之社会学研究科委員長・井筒俊彦学術賞選考委員長より選考理由について説明があり、続いて松浦良充文学部長から受賞作著者の高山真君に表彰状と副賞が授与されました。
<第2回井筒俊彦学術賞>
受賞作:『<被爆者>になる―変容する<わたし>のライフストーリー・インタビュー』(せりか書房、2016年)
著者:高山 真 君