慶應義塾大学文学部は、「第4回西脇順三郎学術賞」の受賞作を決定しました。
西脇順三郎学術賞は、2015年に文学部創設125年を迎えるにあたり、文学部に連なる新進気鋭の研究者の一層の活躍を期待して設定された研究奨励賞です。応募資格は、慶應義塾専任者、または文学部卒業者・文学研究科出身者・社会学研究科出身者で、原則として50歳未満の研究者としており、文学・文献学・美学美術史学・語学および芸術にかかわる研究領域の著作を対象としています。
なお「西脇順三郎学術賞」と同時期に設定された研究奨励賞として「井筒俊彦学術賞」があります。2016年以後、奇数年に井筒俊彦学術賞、偶数年に西脇順三郎学術賞を隔年交互に授与することとしています。
今年度はコロナウィルス感染症拡大予防のため授賞式の開催は見送られましたが、受賞作著者の西田文信君
には表彰状と副賞が授与されます。
<第4回西脇順三郎学術賞>
受賞作:『ナムイ語文法の記述言語学的研究』(東北大学出版会、2019年)
著者:西田 文信 君(早稲田大学教育・総合科学学術院准教授)