慶應義塾大学文学部は、「第6回西脇順三郎学術賞」の受賞作を決定しました。
西脇順三郎学術賞は、2015年に文学部創設125年を迎えるにあたり、文学部に連なる新進気鋭の研究者の一層の活躍を期待して設定された研究奨励賞です。応募資格は、慶應義塾専任者、または文学部卒業者・文学研究科出身者・社会学研究科出身者で、原則として50歳未満の研究者としており、文学・文献学・美学美術史学・語学および芸術にかかわる研究領域の著作を対象としています。
なお「西脇順三郎学術賞」と同時期に設定された研究奨励賞として「井筒俊彦学術賞」があります。2016年以後、奇数年に井筒俊彦学術賞、偶数年に西脇順三郎学術賞を隔年交互に授与することとしています。
授賞式は7月9日(火)に三田キャンパスにて行われました。佐藤孝雄文学部長が受賞作著者の小平麻衣子君、桑原夏子君に表彰状と副賞を授与し、西脇順三郎学術賞選考委員からはお祝いの言葉が述べられました。
<第6回西脇順三郎学術賞>
受賞作:『なぞること、切り裂くこと―虚構のジェンダー』(以文社、2023年)
著者 :小平 麻衣子 君(慶應義塾大学文学部教授)
受賞作:『聖母の晩年 中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜』(名古屋大学出版会、2023年)
著者:桑原 夏子 君(早稲田大学高等研究所専任講師)