慶應義塾大学文学部は、「第6回井筒俊彦学術賞」の受賞作を決定しました。
井筒俊彦学術賞は、2015年に文学部創設125年を迎えるにあたり、文学部に連なる新進気鋭の研究者の一層の活躍を期待して設定された研究奨励賞です。応募資格は、慶應義塾専任者、または文学部卒業者・文学研究科出身者・社会学研究科出身者で、原則として50歳未満の研究者としており、哲学、倫理学、歴史学、民族学考古学、図書館・情報学、社会学、心理学、教育学、人間科学にかかわる研究領域の著作を対象としています。
なお「井筒俊彦学術賞」と同時期に設定された研究奨励賞として「西脇順三郎学術賞」があります。2016年以後、奇数年に井筒俊彦学術賞、偶数年に西脇順三郎学術賞を隔年交互に授与することとしています。
授賞式は7月3日(木)に三田キャンパスにて行われました。佐藤孝雄文学部長が受賞作著者の鈴木真吾君に表彰状と副賞を授与し、井筒俊彦学術賞選考委員からはお祝いの言葉が述べられました。
<第6回井筒俊彦学術賞>
受賞作:『近代オスマン帝国における国家医療の誕生 —湾岸都市イズミルの衛生と感染症』(慶應義塾大学出版会、2024年)
著者 :鈴木 真吾 君(日本学術振興会特別研究員(PD)/慶應義塾大学 講師(非常勤))