慶應義塾大学文学部のカリキュラムは実にユニークです。
入学後1年間はその後の専攻を決めるための貴重な準備期間です。2年次以降専攻へ進んだ後も、他専攻や他学部の授業を受講することも可能という、開かれたカリキュラムが慶應義塾大学文学部の特徴です。

4年間の流れ

文学部独自の7つのポイント

カリキュラムの3本柱

文学部のカリキュラムは、総合教育科目、必修語学科目、専門教育科目に分かれており、それぞれ多様な授業科目から構成されています。各科目とも半期制をとっています。

真の意味での教養教育

総合教育科目は、人文科学、社会科学、自然科学、系列外に区分されており、すべての領域から科目を履修することが求められます。人文、社会、自然という異なる研究対象と方法をもつ学問を学ぶことこそが、その後の専門科目を学ぶ上での真の教養になると考えます。

バラエティ豊かな13カ国語

英語、ドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語、ロシア語、スペイン語、イタリア語の他、ギリシア語、ラテン語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語などの授業も設置されています。英語はプレースメントテストに基づく習熟度別クラスとなっています。

第1学年は日吉キャンパスで
幅広く学びます

文学部の第1学年は専攻が決まっていません。日吉キャンパスで過ごす1年間、総合教育科目、必修語学科目などを中心にさまざまな学問に接することによって自らの視野を広げ、第1学年の終わりに17専攻から進むべき専攻を決定します。

第2学年から三田キャンパスで
17の専攻に分かれます

第2学年からは三田キャンパスで、17専攻の中から自ら選んだ1専攻に進み、専門分野を深く追究していきます。ここからは専門教育科目中心の学びが始まります。

3・4年は研究会に属して卒業論文を作成

ほとんどの学生が3・4年次に各専攻の研究会に所属し、学習・研究の集大成として卒業論文を作成します(専攻により非卒業論文コースがあります)。

専攻以外の科目も自由に学び、
幅広い視野を身につける

専門教育科目には、特色あるユニークな講義が開講されています。自分の専攻以外の科目も自由に履修できますので、幅広い視野を養い、複眼的、総合的に考える能力を身につけることができます。