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自然科学部門
自然科学部門
触媒化学,多孔体材料
ゼオライトなどの無機多孔体材料は固体触媒や吸着剤として広く用いられています。多孔体材料の形状や構造をナノレベルで制御することにより,新たな機能が生まれます。球状中空構造や鈴型構造などの新規な形状や構造を有する多孔体を開発し,高性能固体触媒や吸着剤,さらには薬物徐放用容器,ミクロ反応器などの新しい利用法の開発を行っています。
自然科学部門
天然物化学
化学的手法を使って、蛋白質などの生体内分子の機能や働きを解析しています。ホタルの発光メカニズムの解明や、医薬品の創薬研究に取り組んでいます。
自然科学部門
神経科学、発生生物学、免疫生物学
形態発生や進化に興味があります。これまで、哺乳類を用いて大脳皮質の発生や進化について研究してきました。今後は、無脊椎動物を用いて形態発生・変態や神経系の進化について研究していきます。
自然科学部門
発生生物学
イトマキヒトデの胚や幼生は透明で単純な形をしているため、生きたままで体を構成するほとんどすべての細胞を観察したり、それらに対して除去や移植などの顕微手術を施すことが出来ます。私はこのような材料の特質を生かして、胚や幼生を構成する各部分が発生の進行や生命の維持にどのような役割を果たしているか、解析を進めています。
自然科学部門
発生生物学、免疫生物学
多細胞生物は、「自己」と「非自己」を識別し「非自己」を体から排除する免疫システムを例外なく備えています。「非自己」という存在は、「自己」という存在なしには成立し得ないため、免疫システムが正常に機能するためには、個体の発生過程で「自己」を確立する必要があります。では、この「自己」を確立するメカニズムは生物進化の過程でどのように獲得されていったのでしょうか?この問題を追求することで、「自己とは何か?」という哲学的な問いに対して、自然科学から面白い知見を提供したいと考えています。