イタリア語はラテン語から生まれた言葉で、フランス語やスペイン語・ポルトガル語、ルーマニア語が、同じラテン語から生まれた兄弟言語となります。イタリア語を知れば、これらの兄弟言語を学ぶとき、半分や3分の1の労力で済みます。
また、イタリア語は、音楽用語がすべてイタリア語であるように、西欧の文化を学ぶ重要なツールです。美術の分野でも西欧で最も多くの芸術家を輩出しているのがイタリアであり、世界遺産が一番多い国もイタリアです。イタリア語の単語は母音で終わりますから、日本人に最も発音しやすい、親しみやすい言語です。
加えて、イタリア語から英単語になった言葉が非常に多く、覚えやすい点も特徴です。例えば、英語の「ピアノ piano」はイタリア語の「ピアノフォルテ pianoforte」が縮まったものです。station は stazione(スタツィオーネ)、nation は nazione(ナツィオーネ)から、といった具合です。
例えば、1年17組の人は、月曜2限と水曜3限の文法クラスに出席し、会話は木曜3限に出席することになります。文法は2人の教師が担当します。なお、これは仮定の例なので、実際のクラスは各自確認しておいて下さい。
必修は2年生までですが、4年生まで自由科目として履修できる学習ルート・マップを掲載しておきます。
文学部の学生の場合、西洋史専攻や美学美術史専攻ではイタリア語が大きなウエイトを占めることになります。
とりわけイタリア史(古代ローマも含む)やイタリア美術を学ぶ学生には必須です。また、イタリア旅行を楽しみたい人にお勧めです。イタリア語では《楽しく学ぶ》をモットーにしています。泣きながら覚えても笑いながら覚えても結果は同じなので、どうせなら笑いながら覚えましょう。