現在のお仕事は?

文化庁政策課で、まさに日本中の文化行政に携わる仕事をしています。漫画やアニメから、文化財や著作権や日本語まで、私たちの身近にある文化に関わるものに広く関わっている部署です。

文学部での学びが
仕事に役立つ瞬間は?

もともと学芸員に興味があったことで、文学部では学芸員の授業を取っていました。様々な博物館や美術館に足を運んで、どのような人たちがどのような作品をどのような表情で見ているかを研究したこともありました。そのことが、社会人になって、仕事として博物館や美術館の行政を考える際に、参考になっています。

就職活動での
文学部のメリットは?

就職活動では、自分が社会にどう関わっていきたいのか、社会をどう変えていきたいのかということも問われると思いました。文学部では、社会学や人間科学を通して、人の動きや社会の動きを学ぶことができ、就職活動で、自分の体験したことや自分の感じていることがどういう理由で起きているのかをそのような観点から学問的に説明することができたと思っています。

文学部への進学を
検討している方へ

慶應義塾大学文学部では、1年目で自分のしたいことが決まっていなくても、様々なことを勉強することができます。私は2年生で人間科学専攻に進んでからも、心理学の授業を受けることができました。慶應義塾大学文学部では、自分がどの専攻に進んでも、好きなことを学ぶことができます。その意味で、文学部には、幅広い学びの場が存在しています。皆さんもぜひ文学部に来ていただければ、卒業生として嬉しいです。

※所属は取材時のものです。